2018年に大阪を襲った台風21号、屋根の上にブルーシートが未だ張られている家を多く見ます。

 台風の影響で屋根の瓦が落ちた、瓦がズレた時に知らないと損をするのが“火災保険の利用”です。瓦が落ちた、瓦がズレた時は火災保険会社に申請することで、修理費用を火災保険金から賄うことができます。そうです、実質自己負担0円で屋根瓦の修理ができるのです。

火災保険の使い方を知らないと損をしますので、「私の家も火災保険に入っている」という方は、是非とも最後までご覧ください。

あなたのお悩み
  1. 火災保険で屋根修理なんでできるの?
  2. どのように申請すればいいの?

屋根瓦が落ちた、ズレた時は火災保険で直せます

 「火災保険で屋根瓦なんて直せるわけがない…」

そう思うのが普通ですよね。火災保険という名前の通り、“火事の時にしか申請できない”と勘違いされている方が多いのです。

「40年も払い続けていたのに…そんなことにも使えるの知らなかった…」

皆さんよく言われます。

台風や突風で屋根の瓦が落ちた、ズレた時は、まず修理を依頼するのではなく、火災保険が使えないかどうかリフォーム会社などに相談するようにしてください。

ここがポイント

  • 屋根の瓦が落ちた、ズレた時は火災保険を使って実質無料で修理できる。
  • 屋根の瓦が落ちた、ズレた時はすぐに修理を依頼するのではなく、まずはリフォーム会社などに相談を

申請はどのようにすればいいの?

 明らかに台風被害がある場合は、火災保険会社へ「台風被害があるので請求書を送ってください」と伝えます。すると1週間ほどで資料が送られてきますので、それに記名、捺印をします。

申請にはその請求書とリフォーム会社の修理見積書、被災状況報告書が必要ですので、一度リフォーム会社に調査に来てもらうようにしてください。

リフォーム会社に見積もりと報告書を作成してもらい、請求書と併せて火災保険会社に郵送すれば申請は完了です。1か月ほどしたら保険金が下りますので、気長に待つようにしてください。

ここがポイント

  • とりあえずリフォーム会社に調査に来てもらいましょう。
  • 分からないことは全てリフォーム会社に聞くべし。

見切り発車工事は禁物

 火災保険会社への申請が終わり、リフォーム会社に「●●円くらいは保険金下りると思いますので、先に瓦の修理をしましょう。雨漏りもしてるでしょうし。」と言われても、契約はしないようにしてください。

瓦の修理工事の契約は火災保険の保険金が下りること、そして保険金額が確定してからにしてください。

火災保険の保険金は100%出るわけではありません。そこだけは注意してください。急いで契約したけど、結局火災保険が使えなかった…なんてことにならないようにしてくださいね。

「今日契約してくれたら直ぐに工事ができます」

「今たまたま屋根の職人にキャンセルが出たので、すぐに工事できます」

「今日契約してくれたら●●万円値引きします」

なんていう話が出たら契約も全て断り、他のリフォーム会社に再度初めから依頼するようにしてください

「キャンセルをすると違約金が発生します」などと言われても、そもそもそのような契約をしていないので、悪徳業者には強気でいってくださいね。

ここがポイント

  • 火災保険の保険金は100%下りるわけではない
  • 火災保険を申請しても、すぐに契約をしてはいけない

まとめ
  1. 屋根の瓦が落ちた、ズレた場合は火災保険で実質無料で修理することができる
  2. 火災保険の申請は、分からなければリフォーム会社に相談すること
  3. 被害があるかどうか分からない時でも、念のため調査してもらった方がいい
  4. 火災保険の保険金は100%下りるわけではない
  5. 火災保険会社への申請後に、急いでリフォーム会社と契約をすると痛い目にあう