近年、自らが家のリフォームを行うDIYが流行っています。天井、壁、床を全て解体し、キッチンまで取り付けることができる強者も中にはいるところが驚きです。
耐震補強工事に関して言うと、柱が抜けないように柱と土台、柱と梁に取り付ける柱頭柱脚金物はご自身で取り付けることはできます。しかし、効果が無いということではないのですが、何も考えずに金物を取り付けすぎるのはあまりおススメではありません。
ここでは耐震リフォームもDIYできるのかどうか、その際の注意点などを説明していきます。
- DIYで耐震リフォームはできるのか?
- DIYで家を強くする方法は?
- 柱などに金物を取り付けて意味あるの?
DIYで家を強くする方法
DIYで耐震リフォームはできるのか、家を強くする方法はあるのか、結論から言うとありません。
「いやいや、壁も天井も床も解体して、私は筋交いや火打ち金物も取り付けることができる」という方は恐れ入りました。それはDIYではなく、もはや職人レベルですので、是非とも職人不足の現状にお力添えをいただきたいです。
私がいうDIYは素人でも簡単に行える工事を意味しています(伝わりにくいですね)。
筋交いを入れることができる方は筋交いをご自身で入れられてもいいですが、配置バランスをしっかりと確認し、計算した上で取り付けるようにしてください。そうでないとバランスが更に悪くなり、逆効果となることもあり得ます。また、金物も一定の効果がありますが、DIYを行うなら上記と同じ考えでバランスを考えて取り付けるようにしてください。
なお、たまに和室柱と鴨居、窓枠を金物で固定していたり、床下の大引き(10cm程の横に入っている太い木材)と束(大引きを下から支えている木材)を金物で固定したり、小屋裏・屋根裏で梁と小屋束をDIYで固定していたりする家を見かけます。
残念ながら床下、小屋裏のそのような金物は全く意味がありません。耐震補強工事の悪徳業者も一昔前話題になりましたが、床下に意味のない金物を取り付けたり、木材の束を鋼製の束に変えたり、小屋裏に金物を取り付けまくったりしていました。
このような工事は無意味ですので、訪問販売や床下の無料点検といって家の中に入りたがる人は追っ払いましょう。小屋束と梁にはカスガイというコの字の釘みたいなものが通常は取り付けられていますので、それで十分です。
あなたでもできるDIYで床下や小屋裏で効果がある補強としては梁の継ぎ手(目)にフラットな金物を取り付けて、梁が外れないようにすることや、梁と梁の仕口(直交して取り付けられている部分)に同じような金物等を取り付けると少しは効果があります。効果があるといっても家が強くなるという意味合いではなく、弱点を少なくするという意味合いです。
木材も経年変化で痩せてきますので、梁に少ししか架かっていない梁などがあります。DIYではそのような弱点を無くすということでは非常に有効です。
耐震リフォームに関してはDIYでご自身でされると返って逆効果になってしまうことや、実際に工事をプロに依頼したときに手直しなどで手間が増えて費用がかかってしまうこともありますので、ご自身でされる前に一度相談された方がいいかと思われます。
- DIYで耐震補強は梁の継ぎ手、仕口の金物補強だけにしておく
- どうしても自分でしたい場合は事前に建築士、リフォーム会社に必ず相談
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