「火災保険を利用して台風被害があった屋根などを直してもらったけど、直してもらっていない箇所がある」
そのような場合、再度同時期に保険金の再申請をすることができるのでしょうか。
また、数年後、同じように台風被害が同じ個所に発生した場合、保険金再申請ができるのでしょうか。
ここではそのようなあなたの疑問にお答えします。
- 同じ個所の台風被害は再度火災保険の保険金申請ができるの?
- 台風被害を直した後に新たに被害箇所が発見されたら再申請はできるの?
台風などの被害は何度でも再申請できます
火災保険掛けている保険金が無くなれば申請ができないといったイメージがあるかと思いますが、実は被害があれば何度でも保険金の再申請をすることができます。
しかし、台風被害箇所を直した後に新たに被害箇所が見つかった場合は注意が必要です。同時期に申請するとなると工事内容が重複するものは再申請することができません。
例えば台風被害で瓦が落ちた場合、その修繕に足場が必要となることがありますが、その工事が終わった後に雨どいが損傷している事に気づき、再度足場を立てる見積もりを出した…ということはNGです。
これは足場費用が重複してしまいますので、さすがに保険会社も費用を出しません。
しかし、一度台風被害箇所を火災保険を利用して修繕し、数年後にまた台風被害にあった…このような場合は再申請することができます。
- 火災保険の保険金は何度でも再申請できる。
- 同時期に再申請するとなると、工事項目が重複しないように注意。
- 火災保険を利用して台風被害箇所を直すなら、一度にまとめて直しましょう。
台風被害箇所を直していない箇所は再申請はできない
あなたは保険金詐欺の共犯者になっていませんか?
知らない間に共犯者になっているかもしれません。
例を挙げると、ベランダの波板が割れ、全て取替る見積もりを保険会社に出し、全額保険金が下りたとします。この時、あなたは保険金だけを受け取って修理をしなかった場合どうなるでしょうか。
翌年、再度台風が直撃し、別のリフォーム会社に調査を依頼し、再度火災保険会社に保険金の申請をしたとします。写真を見た保険会社の担当者はどう思うでしょうか。
「あれ?去年新しくしているはずなのに、古い波板のままだ!直していないな!それを再度申請してくるのか!」
となりますよね。そうなると、あなたと申請をしたリフォーム会社は保険会社から嫌われます。
あなたは共犯にならないよういに、火災保険会社に申請している見積もり内容通りに修理するようにしてくださいね(修理義務はありませんが…)。
- 知らない間に保険金詐欺の共犯者が増えている
- 火災保険の保険金申請は何度でも行うことができる。
- 同時期に台風被害箇所を修繕する場合、工事項目や内容が重複しないように。
- 台風被害はまとめて直すように。
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