台風被害調査をお考えの方や、既にリフォーム会社や工務店から火災保険会社に出す見積もりを貰っている方が気になっているのは「いったいどのくらいの保険金が下りるのか?」ということではないでしょうか。
「ちゃんと修理だけしてくれたらいいよ…」という方も中にはいらっしゃるかもしれません。最も賢い方は「保険金がどのくらい下りるのか」と「どのくらい修理費にかかるのか」を比較します。初めに工務店Aに依頼して保険金を下したけど、工務店Aよりも30万円工事費が安い工務店Bに依頼する、という方法も考えられます。
リフォーム工事となると相見積もりを取るのに、火災保険の保険金となると相見積もりを取らないのはなぜでしょう?どこの業者に保険金サポートを依頼して、どこに修理を依頼しようがは自由です。であれば(語弊はありますが)保険金を沢山受け取って安い工務店で修理した方が良いに決まっていますよね。
ここでは台風被害で住宅が損傷した場合、どのくらいの保険金を受け取ることができるのかについて説明していきます。
- どのくらいの保険金を受け取れる?
- なぜ申請サポート業者は損害保険金を高く請求できるの?
なぜリフォーム会社に申請を依頼すると損をするの?
まず初めに、どこに依頼すると損をするのかという話をします。保険会社によって異なりますが、保険金を請求するためには修理費用見積もりが12万円以上や18万円以上でないといけません。このように最低費用が設定されていますので、それ以下の申請はできません。
例えば上の写真のように1階の物干し場の波板が破損していて、全て貼り替えても4~6万円程度で修理できますので、普通であれば申請することはできません。
地場で活躍している知名度の高いリフォーム会社は「申請はできない」と言います。
工務店や無名のリフォーム会社であれば18万円で見積もりを作成して18万円で工事を行います。まさに工務店のみ丸儲けというわけです。
火災保険申請サポート業者は30~40万円で申請し、40%~50%持っていきます。
どこに頼めばあなたは最も損をしませんか。どこに頼んでも損はしませんが、火災保険申請サポート業者で申請依頼→リフォーム会社に修理を依頼という流れが最も良いですよね。
このようなことを書くと保険会社から嫌われて襲われそうですが、皆さま損をしていますので襲われる覚悟で思い切って書きます。
私が散々とブログで「リフォーム会社や工務店に火災保険の申請サポートもお願いすると損をしますよ」と言っているのがこういうことです。知名度の高いリフォーム会社は「ぼったくり」「●●社は髙い」という噂が広まることを恐れます。ですので正規の値段でしか修理はしません。
このような話をすると大概は怪しまれるのがオチですが、あくまでもこれは詐欺でも違法でもありません。合法なのです。それは何故なのかを次に説明します。
- 台風被害で住宅が損傷した場合、火災保険申請サポート業者で申請依頼→リフォーム会社に修理を依頼の流れが最もお得に(そろそろ夜道で襲われるかな…)
なぜ水増し請求が合法なのか?
水増し請求と言うと語弊があり、違法感がプンプン漂ってきますよね。でももう少しだけ勉強してくださいね。
例えば修理をするのに直接一人親方の大工さんや工務店に依頼すると10万円かかる修理があったとします。リフォーム会社は一人親方の大工さんや工務店に修理を依頼するので当然自社の利益を上乗せします。大体利益率35%が相場なのでリフォーム会社に依頼すると15万円となります。
次に大手になるとどうでしょうか。大手となると規模の大きい工務店やリフォーム会社に依頼するのがほとんどです。となると、15万円にさらに自社の利益を乗せるので、大手に依頼する場合は23万円になります。そもそも小さな工事は行いませんので、これは例え話です。
さて、修理に10万円の見積もりと23万円の見積もりがあった場合、13万円高い大手会社は詐欺、違法なのでしょうか。違いますよね。さらに震災直後には職人の単価や工事費用の単価が上がります。
通常であれば10万円でできる工事が台風直後に依頼すると40万円になることも当たり前のようにあります。40万円で施工してくれる工務店に依頼する大手会社に修理の依頼をしたらどうなるでしょうか。約94万円ですよね。
さて、修理に10万円の見積もりと94万円の見積もりがあった場合、94万円の見積もりは詐欺、違法なのでしょうか。そろそろ理解されたかと思われます。このような事実は保険会社も認識しております。
勿論通常10万円でできる工事に対して94万円で見積もりを作るとボッタくりですよ。でも単価が上がること、依頼する先によって費用は全く異なることだけは分かってくださいね。
火災保険会社はある程度の単価の基準(査定人の感覚…)はありますが、決まった基準はありません。そして工事に関連する必要な項目も請求してもいいのです。これについては次に説明します。
- 工務店に依頼するか、リフォーム会社に依頼するか、設備屋さんに依頼するか、電気屋さんに依頼するか…依頼する先によって工事費用は異なる→火災保険会社もあたりまえに認識している
なぜ申請サポート業者は損害保険金を高く請求できるの?
上記の「どこに頼むかで費用は変わる」と併せて知っていて欲しいのが、火災保険会社へは本当に必要な工事項目を請求できるということです。これもまた怪しい匂いが漂っていますが、鼻を塞いで見てくださいね。
例えば屋根の修理に足場を立てないリフォーム会社、工務店がほとんどですよね。このような足場は「本当は必要がない」のではなく、お客様の負担が少しでも軽くなるために足場を立てないだけなのです。
リフォーム会社や工務店は、職人が屋根から落ちるリスクを高めているだけなのです。実際は暗黙の了解で行われていますが、もし屋根から落ちた場合は労働安全衛生法などにひっかかり、安全対策を怠ったということでリフォーム会社等が処罰を受けます。つまり、実際は足場は安全対策上必要なのです。
このことから、屋根の修理10万円の見積もりと40万円の見積もりではどちらか詐欺、違法だと思われますか。実際は足場を立てない10万円の方ですよね。
更に言うと、本当は馬鹿正直に真面目にリフォームをやろうと思うと様々な費用が必要なのです。安全対策や近隣対策、防犯対策、交通対策など必要となります。それらを全て省いているだけで、実際は必要な項目なのです。馬鹿正直にリフォームしようとすると、家の前に工事車両を止めるために警察に道路使用許可を取る必要がありますよね。
ゆえに、なぜ申請サポート業者は高く請求できるのかというと、上記のように「馬鹿正直にリフォームをする見積もり」「工事単価のUP」を組み合わせて申請するからです。勿論今までお話した通り、合法となります。申請サポート料=ノウハウ提供料と考えることもできますね。ただ単に調査をして見積もりを書いて40~50%持っていくという商売ではありません、専門家です。
私がブログで散々「勿体ない」「100万円をドブに捨てている」といっている理由を分かっていただけましたか。本来請求できる損害保険金を請求していないので、火災保険会社の思うつぼになっています。「100万円の保険金が下りるのにこの人は20万円しか請求してこなかったな、ラッキー」としか思っていません。
そもそもの火災保険は保険会社が儲かるように作られています。支払う気のない保険や内容を難しくして使わせないようにしています。ですので、私のように夜道に襲われる覚悟をして暴露する人は保険会社から嫌われます…。
これを理解していただけたら実際に話をしても疑われることがないのですが、どうも説明が難しいし、理解も難しいのですよね。このブログを見ていただいている頭の良い方だけ当社に申請サポートをご依頼ください☆
- リフォーム会社等が行うリフォームのほとんどは、厳密に言うと全て違法
- 保険金申請サポート業者は「馬鹿正直にリフォームをする見積もり」「工事単価のUP」の方法、ノウハウを持っている
- このブログを見てご理解していただいた方のみ当社へご依頼ください☆
実際に申請できる損害保険金額は?
大変お待たせしました。あなたが最も気になっている火災保険の損害保険金額について説明いたします。上記の内容を事前に説明しておかないと「なんでこの修理に180万円なんだ!この業者はボッタくりか!」と思われるからです。お付き合いありがとうございました。
では簡単にサクサクっと公開していきますね。
1階波板張替えで下りる損害保険金
1階の波板等張替えであれば30~40万円の損害保険金請求となります。
2階ベランダ波板張替え で下りる損害保険金
2階ベランダ波板等の張替えであれば、90~100万円程の保険金請求となります。
屋根漆喰塗り替えで下りる損害保険金
屋根の漆喰塗り替えとなると、家の大きさにもよりますが、120~140万円の保険金請求となります。
屋根瓦修理で下りる損害保険金
屋屋根瓦修理も漆喰修理と同様、120~140万円の保険金請求となります。全面的に屋根材の葺き替えが必要な程被害を受けている場合は230~300万円の請求となります。
しかし、屋根葺き替えのような大規模修理となると、当社のような申請サポート業者に依頼すると損をする可能性が出てきます。ですので必ずリフォーム会社等の見積もりが出てきてから依頼するようにしてしてください。そこで申請サポート料と工事費、予測される保険金を比べるようにしてください。
屋根板金修理で下りる損害保険金
屋根板金の修理で下りる損害保険金は、板金の箇所や数、施工状況にもよりますが、お大屋根であれば100万円から350万円となります。
外壁の傷修理で下りる損害保険金
外壁の傷修理で下りる保険金は、傷の箇所数にもよりますが、おおよそ120万円~180万円ほどとなります。
雨樋修理で下りる損害保険金
大屋根の雨どいが破損している場合、下りる損害保険金額としては60~120万円となります。
テレビアンテナ破損で下りる損害保険金
大屋根に乗っているテレビアンテナが破損した場合、請求できる損害保険金額は100~150万円ほどとなります。
門扉等ゲート破損で下りる損害保険金
駐車場の伸縮ゲートやアップゲートが台風被害で破損した場合、請求できる保険金額は140~160万円となります。門扉の場合は状況にもよりますが、70~100万円ほどとなります。
その他
その他の被害として、ウェザーカバーの破損やインターフォンの傷、軒天のケイカルボードが飛んだ、破風板が飛んだ、庇の面材が飛んだ、ブリキが飛んだなど様々あります。その都度ご相談ください。
- 台風被害で住宅が損傷した場合、火災保険申請サポート業者で申請依頼→リフォーム会社に修理を依頼の流れが最もお得に(そろそろ夜道で襲われるかな…)
- 工務店に依頼するか、リフォーム会社に依頼するか、設備屋さんに依頼するか、電気屋さんに依頼するか…依頼する先によって工事費用は異なる→火災保険会社もあたりまえに認識している
- リフォーム会社等が行うリフォームのほとんどは、厳密に言うと全て違法
- 保険金申請サポート業者は「馬鹿正直にリフォームをする見積もり」「工事単価のUP」の方法、ノウハウを持っている
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