たまに「火災保険で結構な保険金を貰えるそうなのですが、いくらくらい貰えるのですか?」などといった問い合わせがあります。訪問販売やテレアポから情報を取得したり、ご自身でインターネットで調べて、火災保険のことをよく分かっている方が増えています。

 保険金はいくらくらい支払われるのか…家を見て見ないとなんともいえません。ただ、台風被害直後であれば満足のできる保険金が支払われますが、落ち着いた今となっては減額されるのが通常です。そうです、保険会社の保険金出し惜しみが既に始まっています

保険会社が出し惜しみするのは避けられないとしても、あなたはより多くの保険金を手にしたいですよね。修理をする、しない、いづれにせよ手元に入ってくる保険金は多い方が良いに決まっています。

ではあなたは何をすべきなのか、どのような業者に調査などを依頼した方がいいのかを説明していきます。

あなたのお悩み
  1. 火災保険の保険金申請で損だけはしたくない
  2. 保険金を沢山下せる業者よりも、最終的に多く保険金が残る業者を選びたい
  3. 保険会社の保険金出し惜しみ対策はあるの?
  4. 保険会社はどのような場合に出し惜しみするの?

火災保険保険金申請で得する人・損する人

 

 2018年に関西地方を襲った台風21号、沢山の住宅が被害に遭いました。火災保険会社にも対応できない程の保険金申請の見積もりや請求書が寄せられました。台風被害に遭った方で、一番得をされた方は“台風直後に火災保険申請サポート業者に依頼した方”です(大規模な損害の住宅を除く)。一番損をされた方は、台風被害直後に急いで工務店・修理業者などに修理を依頼した方です。

火災保険の保険金申請をする場合は、台風被害直後がベストなのはご存じでしょうか。台風21号の場合、保険会社は保険金申請の数が多すぎて目を通してられませんでした。数が多すぎて、一つ一つ目を通して、周りと相談して他部署に回して…そんなことをしているとクレームの嵐で後手後手になります。そのため、来た見積もりはそのまま横流しで保険金を支払うというプチバブルが発生しました。

その当時は屋根工事:撤去1式〇〇円、葺き替え1式〇〇円、処分1式〇〇円などといった1式見積もりでも通っていました。400万円500万円なんて普通に出ます。

保険金を使って台風被害修理をした方で損をされたかたは、屋根業者や小さな工務店などに依頼された方です。屋根業者や工務店等は通常60万円でできる屋根修理でも400万円で見積もりを作成し、400万円の保険金を下し(保険金はいったんあなたの口座に入金される)、そのままあなた方に400万円請求するのです。あなたの出費は0円でも手元には1円も残らないのです。これが損をした方の特徴です。

地元で有名なリフォーム会社や大手に依頼した方も損をしています。名の知れたリフォーム会社などは「〇〇社は金額が高い」という噂が広まることを恐れますので、保険適用の工事であっても通常価格(より少し高め)で見積もりを出します。通常60万円であれば80万円程度です。しかし、差額分はそのままリフォーム会社の利益になってしまい、あなたの手元には1円も残りません。

台風被害で得をした方は、保険金サポート業者に依頼した方です。保険金サポート業者は保険金を下すお手伝いをする業者で、どの業者も完全成功報酬制です。費用としては下ろした保険金の40%が相場(当社は20~30%☆)です。

上記の例で説明すると、保険金を400万円で請求し、当社であればあなたの手元には280万円残り、そのお金を使って当社やリフォーム会社に80万円で依頼します。すると、修理もできて、更にあなたの手元には200万円残る…という仕組みです。世の中が混乱している中、“保険金サポート”や“サポート料”という初めて聞く言葉に疑いをもつことは当たり前です。しかし、実際に得をしたのは本質を見極めて依頼されて方々なのです。

ここがポイント

  • 火災保険の保険金申請は台風直後がベスト
  • 台風被害に遭って損をした方は工務店やリフォーム会社に依頼する人
  • 得をした方は火災保険申請サポート業者に依頼した人

今年になってから保険金が下りにくくなった?

 さて、今までお話してきたのは去年までの話です。今年になってから保険会社も「ヤバい」と思ったのか、対策を練ってきました。

台風が発生してから、高額で保険金を請求してくる業者が多くなり、保険会社も頭を悩ませています。念のため言っておきますが、高額請求や水増し請求は違法ではありません。本来請求する権利があるものを請求しているだけなのです。保険会社は支払う義務がありますので支払うだけです。

しかし、今年になってから、項目のチェックが厳しくなってきました。一例をあげますと、今までであれば、足場を組む場合、ガードマンや道路使用許可申請費用、高所作業費などは普通に支払われていました。しかし、保険会社の中で「ガードマンいる?」などという思考になっているようで(聞いた話なので確実ではありません…)、出した見積もりが減額されるのが当たり前になっています。こちらからすると「道路交通法を無視してください」と言っているようにしか聞こえません。

屋根の修理や雨どいの修理も「ハシゴでできると思うのですが、できないですか?」と聞かれることもあります。こちらからすると、「職人が落ちて怪我したら責任取ってくれるのですか?」と聞きたくなります。いや、聞いています。職人が屋根から落ちたら当社の責任になってしまいますので。

ここがポイント

  • 今年に入ってから保険金が請求金額よりも減額されるのが当たり前になってきた。

保険金出し惜しみすると鑑定事務所が出てくる

 火災保険会社が保険金をあまり支払いたくない場合は、保険会社が委託している“鑑定事務所”に見積りや被害調査などの調査を依頼します。実際に現地を確認し、被害状況や面積、長さなどを目視で調査しにきます。

保険会社によっては鑑定事務所に圧力をかけているのが実態です。詳しいことはお話できませんが…

このような鑑定事務所が出てきたら、何か対策できることは無いのかというと、あります。鑑定事務所が調査にくる際に、あなたも専門家に立ち合いをお願いするのです。専門家とは、あなたの家を見て、見積もりを作ってくれた工務店やリフォーム会社などです。

私も一度立ち会ったことがあり、一級建築士という肩書を振りかざして、「どういう報告をされるつもりですか?」「〇〇という事実だけは曲げられませんが、どう思われますか?」等と、こちらも圧力をかけてみました。すると、満額とまではいきませんでしたが、納得のできる金額を出してもらえました。

「鑑定事務所=悪」ではなく、あくまでも鑑定事務所は中立の立場なのです。こちらの要望や意見を保険会社に伝え、「これは足場が無いと危ないですね」などと提案してくれたりもします。ですので、圧力をかけると同時に、親密になっておかなければなりません。

ここがポイント

  • 鑑定事務所に入られたら、あなたは調査・見積もりをしてくれた工務店などに立ち合いを要請しましょう。

 関西などで台風被害調査をするなら当社にお任せください。

調査費無料、調査後のキャンセルOKなのでお気軽にお問合せください。

※お問合せ後、すぐに当社から自動返信メールを送ります。メールが来ない方は再度メールアドレスをご確認の上、お問合せし直すか、お電話にてお問合せください。

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