戸建て用住宅のタイル張りの浴室からユニットバスに替える場合や、家全体のリフォームをして浴室を拡げる場合、「このサイズのユニットバスがあればいいんだけどなぁ」と思ったことがある方もいらっしゃるかと思います。
マンション用のユニットバスカタログを見れば、戸建て住宅用には無いサイズが沢山あります。マンション用のユニットバスを戸建て住宅に入れられたら問題は解消するのになと思っていませんか。
ここではマンション用のユニットバスを戸建て住宅に入れられるのかどうか、逆にマンションに戸建て住宅用のユニットバスを入れらるのかどうか、何が違うのかなどを説明していきます。
- 戸建て住宅にマンション用のユニットバスは入れられる?
- マンションに戸建て住宅用のユニットバスは入れられる?
- それぞれのメリット・デメリットは?
戸建て用、マンション用のユニットバスは天井高が違う?
単刀直入に言いますと、戸建て住宅にマンション用のユニットバスは入ります。逆にマンションに戸建て住宅用のユニットバスを設置することもできます。しかし、それぞれ注意が必要です。
各メーカーでマンション用と戸建て住宅用にユニットバスが分かれているのは何故だと思いますか?
「マンションは天井高さが低いから、マンション用のユニットバスは天井高が低い」
一般的にはこのように思われています。リフォーム会社の営業マンもこのように勘違いしている方もいらっしゃいます。
マンション用も戸建て住宅用もユニットバスの天井高は数mmしか変わりません。それぞれ1800mm、2000mm、2200mmと3種類あります。ちなみに限度はありますが、それぞれ現場でカット加工して、2054mm等高さを調整します。
マンションでは一般的に20000mm、戸建て住宅では2200mmの天井高のユニットバスが採用されます。これが何故か戸建て住宅にマンション用のユニットバスを入れる場合、営業マンの思い込みで2000mmの天井高のユニットバスが入っていることがあります。これは勿体ないですよね。
マンションでは通常は天井高2000mmのユニットバスしか入りません。しかし、2200mmのユニットバスが入ることもあります。それはマンションの最上階の住戸です。マンションの最上階は住戸の天井高さが高いことが多く、天井高さが高ければユニットバスの高さも高くできます。
もし戸建て住宅や天井高の高いマンションで、ユニットバスの天井高が低いものが入っている場合は、天井高を上げられる可能性がありますので、一度相談してみてはいかがでしょうか。
- 戸建て住宅用もマンション用もユニットバスの高さは同じ
- 戸建て住宅にマンション用、マンションに戸建て住宅用のユニットバスは入れられる
- マンション最上階に限って天井高さの高いユニットバスを入れられることがある
戸建てにマンション用ユニットバスを入れるメリット・デメリット
戸建て住宅にマンション用のユニットバス、そしてマンションに戸建て住宅用のユニットバスを入れるメリットデメリットを説明していきます。
冒頭にも説明したとおり、戸建て住宅用とマンション用ではサイズのバリエーションが若干違います。戸建て住宅には無い小さなサイズのユニットバスがマンション用のシリーズではあったり、マニアックなサイズがあったりします。
戸建て住宅で浴室を拡張してユニットバスのサイズを大きくする場合や、家全体のリフォームで間取り変更を行う場合、部屋のレイアウトなどを考えやすくなったりします。これが戸建て住宅にマンション用のユニットバスを入れるメリットです。
一方、戸建て住宅にマンション用のユニットバスを入れるデメリットがあります。それは商品代が高いということです。同じメーカーで中級グレードの1616サイズの金額を見て見ると、定価で約26万円程度の差があります。値引きで40%になったとしても約10万円の差が出ます。
これが戸建て住宅にマンション用のユニットバスを入れるデメリットであり、マンションに戸建て住宅用のユニットバスをいれるメリットでもあります。
- マンション用ユニットバスには戸建て用には無いサイズがある
- マンション用は戸建て住宅用に比べて高い
マンションに戸建て用ユニットバスを入れるメリット・デメリット
先述の通り、マンション用のユニットバスよりも戸建て住宅用のユニットバスの方が商品代は安いです。
実際に予算が合わないから、マンションに戸建て住宅用のユニットバスを入れる場合もあります。しかし、勿論マンションに戸建て住宅用もユニットバスを入れるデメリットもあります。
ここで改めて、戸建て住宅用とマンション用のユニットバスの違いは何だと思いますか。
万が一マンションで、ユニットバスから水漏れが発生したらどうなるでしょうか。ご想像の通り、マンション下階全体に水漏れが行きわたって大変なことになります。
マンション用のユニットバスは二重パンと言われる防水層が2重構造になっているものが多く、そのため費用も高くなっています。二重パンとは、下のイラストのように浴槽の下にも防水パンがあるタイプで、万が一浴槽の縁から水漏れがしたとしても下で受け止めてくれます。また、水栓金具とパイプの接続口からの水漏れにも安心です。
戸建て住宅用にも二重パンを採用しているメーカーもありますが、やはり金額は高めになっています。
マンションに戸建て用のユニットバスを入れると費用を抑えられるメリットはありますが、やはり数十年後の水漏れが心配になります。下階に水漏れが行きわたり、損害賠償をするリスクがあることがデメリットとなります。
ですので、あなたも戸建て住宅用、マンション用に限らず、費用だけに捉われず、各メーカーの性能や仕様もしっかりと見比べて判断するようにしてくださいね
- マンション用のユニットバスは二重パンになっているので高い
- マンションに戸建て用のユニットバスを入れると、費用を抑えられるが水漏れのリスクが高くなる
- ユニットバスは性能と仕様をしっかりと見比べること
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