地震や台風、津波などの震災の後には必ず詐欺業者や空き巣が多発します。今回関東を襲った台風15号発生後も様々な詐欺業者が横行しています。

このような詐欺業者が横行すると、まともな会社も疑わしく思えますよね。弊社も非常に営業がしにくくなっています。

インターネットやニュースをあまり見ない人や高齢者などは騙されやすく、注意が最も必要です。ここでは詐欺業者の見分け方や対策、注意点などを説明していきます。

あなたのお悩み
  1. 詐欺業者はどのような会社?
  2. どのような詐欺が発生している?
  3. 詐欺に遭わないための対策は?
  4. 詐欺に遭ってしまった際の対策は?
  5. 修理はいつすれば損をしない?

新手の詐欺!?ブルーシート詐欺!

 台風で外壁が吹き飛んだ、屋根が吹き飛んだ…そのような住宅も多く、一刻も早くブルーシートを被せて雨風をしのぎたいですよね。

 関西を襲った台風21号ではあまりニュースになりませんでしたが、関東地方ではブルーシート詐欺に対して注意喚起されています。屋根にブルーシートをテープで張る作業をしてもらうと18万円等という高額な請求をされるケースがあるようです。約1時間で約16万円の利益ですね…。

ブルーシート張りの相場は、家の大きさによっても異なりますが2万円~10万円程度です。緊急だからといって高い業者には頼まないようにしてください。

…といっても頼みたくて頼んだわけではないですよね。ブルーシート詐欺のような工事は、応急処置が終わってから請求されることがほどんどです。最初の話では「だいたい5万円程度ですが、やってみないと分からない」と伝えて、工事後に高額請求するといった一般的な詐欺手法です。

しかし、「ブルーシート張り18万円」や「ブルーシート張り25万円」といった見積もりは、中には詐欺ではない場合もあります。何も考えずに18万円などと提示してくる業者は詐欺業者ですが、火災保険の加入状況や保険会社など色々なヒアリングを行い、提案の一つとして18万円と提示してくる業者は詐欺ではない可能性があります。

ですので

「ブルーシート10万円以上=詐欺」

ではなく

「“火災保険加入状況などのヒアリングもしないまま”ブルーシート張り10万円以上=詐欺」

なのです。メディアの情報に惑わされないようにお願いします。

ここがポイント

  • ブルーシート張りの相場は2~10万円程度
  • 「費用は“やってみないと分からない”」という業者はお断りすること
  • 火災保険加入状況次第では、18万円でも25万円でも詐欺ではない。

市役所の委託業者が多発!?

 台風被害が出ると、市や国を名乗る業者も増えますよね。

「被害状況調査をしています」「市の委託で無料で屋根修理を行っています」など、市の職員を装ったり、市の委託業者を装ったりして安心させます。

まず市が委託するのは廃棄物の処理などです。廃棄物の処理といっても各家庭に周ることもありません。ましてや市が直接被害状況調査を行ったり、屋根に上ったりすることはありません。そこまで暇ではありませんよね。

市や国の名前を出す業者はほぼ100%詐欺業者です。言葉巧みに近寄ってきますが、一度お断りをして市に問い合わせてください。万が一本当に市が行っている調査などで、市の職員が来ているのであれば依頼してもいいかもしれません。

ここがポイント

  • 市や国の名前を出す業者、委託業者と偽る業者は基本的に詐欺業者

なぜ騙されるのか?対策は?

 「詐欺業者にはご注意を」と注意喚起していても、なんだかんだで騙されるのが世の常ですよね。今まで経験してきた詐欺や、ニュースで話題になった詐欺であれば詐欺だと気づきますが、どうして騙されてしまうのでしょうか。

最も被害に遭うのが、やはり“終わってから請求”ですよね。「だいたい〇〇円程度だと思いますが、やってみないとわからない」という業者はまず詐欺業者です。

基本的に緊急時であっても、ブルーシートを被せたり修理する前に、必ず見積もりを作成してもらい、契約書を交わしてください。ただし、契約書の文中には「追加工事に関しては随時相談」などといった記載が大概されています。ブルーシート張り工事で追加工事なんて発生することはありませんので、追加工事に関してもしっかりと事前に話し合いを行い、備考欄に明記してもらうようにしてください。

ここがポイント

  • 緊急工事であっても見積もりを提示してもらい、契約書を交わすこと

クーリングオフで詐欺業者撃退

 工事が終わった際に高額請求されてもお金は支払わないようにしてください。悪徳業者はその場に居座り、今すぐ支払うように命じますが、「現金が無いから後日振り込む」などといって追い出してください。それでも帰らない場合はお子さんやお知り合いに電話をするなどして助けを呼ぶようにしてください。

再度言いますが、不当な高額請求に対して、お金は絶対に支払わないでください。基本的に詐欺業者は訪問販売業者ですので、訪問販売業者である場合、契約してから8日以内であればクーリングオフできます。しかし、悪徳業者はクーリングオフを適用されないように契約してから9日以降に工事をしますので、そのような業者は契約を解除するようにしてください。

ただし、万が一8日が過ぎても、リフォーム工事が悪質であれば9日目以降であっても契約を解除できる可能性もあります。ですので、とにかくズサンなリフォーム会社や工務店と揉めた場合は、工事費用を払わないようにしてください。

ここがポイント

  • 請求などで揉めた場合はお金を支払わないこと!
  • 契約日から8日以内であれば無条件で解約できる!
  • 万が一8日が過ぎても、悪質なリフォームであれば解約できる可能性も!
  • とにかくお金は支払ったらアカン!

悪徳業者の特徴

悪徳業者にはある程度の共通点があります。少しでも参考になればいいかなと思いますので覚えておいてください。

名刺が無い、そして若い

 まずは名刺を持っていないパターンです。名刺の提示をお願いしても「車に忘れた」「名刺を切らしている」などと言い訳をします。このようなベタな“身分隠し”は大概若者に多いように思えます。10代から20代前半で基本的に男性が多いです。そして見た目が明らかにチャラいというか元ヤンキー感がぬぐい切れません。

名刺が超シンプル

 悪徳業者が名刺を持っていたとしても、即席で作成したような超シンプルなものです。そして書かれているのは社名と名前、携帯電話番号のみの場合もあります。会社の電話番号や所在地、ホームページを載せていない場合も多くあります。

名刺だけが信頼の証ではありませんが、最低限会社の住所、電話番号は欲しいところです。欲を言えば顔写真があればベストです。小さな工務店であればホームページを持っていないことが多くありますので、工務店は分かりにくいですが、インターネットで検索すると大概は何かしらの情報が出てきますので、一度検索して調べるようにしてくださいね。

ホームページが最近作ったようなもの

 悪徳業者は基本的にホームページは持っていませんが、持っていたとしても、取り合えず怪しまれない程度に作ったホームページとなっています。会社名を直接検索しないとインターネットで表示されず、どのキーワードで検索しても上位には表示されません。そしてページ数がそもそも少ないのが特徴です

まともな会社は施工例やお客様の声、ブログやお知らせを更新し、蓄積されていますのでページ数が多いのが特徴です。

「やってみないと分からない」

 悪徳業者の常套手段は工事後に高額請求ですよね。そもそも見積もりすら無かったり、あったとしても手書きで「一式20万円」などという書き方となります。契約書なんてありません。

「やってみないと分からない」から見積もりが出せないというのはあり得ません。目に見える部分ですし、作業時間も予測できるため、見積もりが出せないというのはありえません。

確認すべき最低限のこと

 先ほどの説明でお分かりの通り、詐欺業者には大体の共通点がありますよね。ホームページが無い、名刺がシンプルすぎる、見積もりを出さない、契約を交わさない等、最低限これらに当てはまる人物が来た場合は疑ってみてもいいかもしれませんね。人だけで判断してはいけませんよ。大概はニコニコした笑顔を装っていますので、外見だけでは判断しにくい部分があります。

台風15号が発生して、訳の分からない悪徳業者が出回っているおかげで、無名ヒヨッコ企業の当社は本当に営業がしにくくなっています。本当に迷惑です、絶滅してください…。

まとめ
  1. ブルーシート張りの相場は2~10万円程度
  2. 「費用は“やってみないと分からない”」という業者はお断りすること
  3. 市や国の名前を出す業者、委託業者と偽る業者は基本的に詐欺業者
  4. 緊急工事であっても見積もりを提示してもらい、契約書を交わすこと
  5. 請求などで揉めた場合はお金を支払わないこと!
  6. 契約日から8日以内であれば無条件で解約できる!
  7. 万が一8日が過ぎても、悪質なリフォームであれば解約できる可能性も!
  8. とにかくお金は支払ったらアカン!

 関西などで台風被害調査をするなら当社にお任せください。

調査費無料、調査後のキャンセルOKなのでお気軽にお問合せください。

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